髪は、毛根の一番下にある「毛乳頭」で作られます。この毛乳頭の周囲に「毛母」と呼ばれる細胞群があり、その間に髪の色「メラニン色素」を作る」メラノサイトがあります。このメラノサイトが加齢やストレスなどの影響を受けて、減少したり働きが悪くなったりすることでメラニン色素も減少し白髪になってしまいます。

今は薬剤が進化し白髪染めでもカラーを楽しめる時代に。ただし、そのためには高度な技術が不可欠です。市販の白髪染めは不特定多数の人に使用されることを想定されており、上手に塗らなくても染まるように作られています。そのため黒くなったりムラになったりする事が多いです。髪の痛みや美しさを考えるとプロの技術に頼るのが一番です。

カラーのパッチテストをご存じですか？お薬でかぶれるかどうかを48時間かけてテストするものです。かぶれるかどうかはテストしてみなければわかりません。当店で初めて染られる方はパッチテストをオススメしております。パッチテストなしで染められる場合同意書を頂いております。

髪はケラチンというタンパク質を主成分として構成されています。その割合は90％にもなります。年齢とともに細くなりますがその原因に「栄養不足」「サイクルの乱れ」「頭皮や髪にダメージがある」大きく分けてこ3つの原因が考えられます。

髪が伸びていく時にタンパク質があまりない状態（栄養不足）で伸びたり、ダメージによってタンパク質が流出したりする事でハリコシが失われていくのです。放って置いてもタンパク質が戻る事はありません。

髪の毛の主成分であるタンパク質はトリートメントをする事でしか補う方法はないのです。ですが、トリートメントも何でもいいわけではありません。コーティング剤や油ではなく、タンパク質が入ったものでなければ意味がありません。

当店ではイオンの力で純粋なタンパク質だけを髪の中に入れていくサイバートリートメントがあり繰り返しする事で髪の毛にハリコシが生まれます。自宅でのお手入れはＲｅシリーズ、Ｃｌａｓｓ　Sシリーズをオススメします。

シャンプ－は、洗浄成分によって髪にダメージを与えます。特に石油系界面活性剤は、タンパク質を熱変性させ壊してしまいます。トリートメントは、コーティング作用の強いもはシャンプーしても取れません。蓄積され髪の内部を修復させる成分を入りにくくしてしまいます。コーティングはシャンプーしたらとれるもので、髪の内部を修復するものが入ったトリートメントを選びましょう。

間違った洗い方を続けていると頭皮に汚れが残留してしまい健康な髪が育ちにくくなります。頭皮を清潔に保つために、まずは毎日シャンプーしましょう。

①流し・・・頭皮を洗う感じでしっかり流しましょう。約1分ぐらい（70％から80％の汚れを取ります）

②1回目のシャンプー・・・予洗いでは、皮脂、整髪料、ほこりを落としましょう。

③2回目のシャンプー・・・次に頭皮を洗いましょう。指の腹を使って泡を転がすようにやさしく洗いしっかりながしましょう。

④トリートメント・・・おもに中間から毛先につけ後、指でときながら全体にまんべんなく付けて、5分以上置きしっかり流しましょう。

⑤タオルドライ・・・濡れた髪はキューティクルが開いています。こすると摩擦で髪が痛みますので、タオルで抑えながら優しく拭きましょう。

⑥ドライヤー・・・自然乾燥や半乾きのまま寝るのはやめましょう。濡れたままですとキューティクルが開いた状態ですので、摩擦でキューティクルが剝がれてしまいます。皮膚も常在菌が増殖しすぎて、健康な髪のサイクルを阻害して、薄毛を加速させたりニオイの原因になります。ドライヤーは温度より風量を重視して選び、地肌、髪に近づけすぎないで10㎝ぐらいは離しましょう。